2004/03/18
「SEA/J基礎コース」の教育内容が、CompTIA
Security+の出題範囲に準拠。
今回のパートナーシップにより、日本国内で求められるセキュリティ技術者の育成など、双方の強みを生かしたプロモーションを展開することで、効率的なセキュリティ技術者の輩出に努めて参ります。
詳しい内容につきましては、SEA/J事務局にお問い合わせください。
以下、プレスリリース内容
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2004 年 3 月 18 日
セキュリティ・エデュケーション・アライアンス・ジャパン(SEA/J)
CompTIA(コンプティア)日本支局
SEA/J CompTIA日本支局とパートナーシップ締結
〜国境のないセキュリティ問題に対処できる、国内外に通用する効率的な技術者育成で協力〜
SEA/J(シージェイ、セキュリティ・エデュケーション・アライアンス・ジャパン/事務局:東京都杉並区)は、CompTIA(コンプティア、コンピュータ技術産業協会/本部:米国イリノイ州)日本支局と、サイバーテロや知的所有権の盗用など、国境のないセキュリティ問題に対処できる国内外に通用するセキュリティ技術者育成のため、相互会員のパートナーシップを締結することを発表致しました。
SEA/Jは、情報セキュリティ知識と技術の普及のため、国内セキュリティベンダー等のアライアンスにより、2002年7月に設立された共同教育プログラムを運営する機関。国内のセキュリティ技術者不足を解消するため、体系的な教育プログラムとスキルを測るための認定試験を提供しています。経済産業省が提示したITスキル標準(ITSS)に対応するため、IPA(独立行政法人
情報処理推進機構)のスキルマップを参考に作成されているのが特徴です。
SEA/J認定教育プログラムや認定試験の詳細につきましては、下記URLを御参照下さい。
http://www.sea-j.net/
一方CompTIAでは、各IT業務における、顧客側の環境の理解と効率的に最適化へと導くために必要な、スキルとマインド(問題解決、状況判断、環境評価、環境への知識の適用)のバランスを評価するCompTIA認定資格をグローバルに展開しており、現在133の国と地域で受け入れられています。そのうち「Security+」は、セキュリティ技術業務におけるスキルとマインドのバランスを評価しており、昨年12月には日本語配信がスタートしています。SEA/Jの正会員でもある、マイクロソフト株式会社、ベリサイン株式会社、RSAセキュリティ株式会社の米国法人が試験作成委員会(コーナーストーン)にも参加しており、FBI(米国連邦捜査局)も作成に協力しています。
今回の発表の前に、SEA/Jの教育及び認定試験内容、Security+の評価を相互に実施し検討した結果、「SEA/J情報セキュリティ技術認定 基礎コース」の教育内容が、Security+の出題範囲に準拠していることが判明。マインドの強化により、Security+の受験が可能であることを確認致しました。CompTIA日本支局では、SEA/J認定校が提供する上記コースを出題範囲準拠とし、ホームページなどで紹介致します。
今回のパートナーシップにより、日本国内で求められるセキュリティ技術者の育成、「業務保証」となるグローバルパスのニーズの対応など、様々な市場からの要望に応える体系作りをし、また双方の強みを生かしたプロモーションを展開することで、効率的なセキュリティ技術者の輩出に努めていくとのことです。
Security+の試験範囲や詳細につきましては、下記URLを御参照下さい。
http://www.comptia.jp/cont_certif_10.html
また、Security+取得による、ベンダー資格での試験免除などのご案内は、下記URLをご覧下さい。
http://www.comptia.jp/cont_uscert.html
−SEA/J(シージェイ)とは−
セキュリティ・エデュケーション・アライアンス・ジャパン(SEA/J、理事長:井上
陽一)は、国内の主要セキュリティベンダー各社が、情報セキュリティ知識と技術の普及の為に共同で設立した教育プログラム機関です。SEA/J認定教育コースは、経済産業省策定ITSS(ITスキル・スタンダード)に対応するとともに、IPA(情報処理推進機構)の調査研究による情報セキュリティに関するスキルマップを参考にした体系的な教育プログラムであり、確かな人材育成をサポートします。また習得したスキルを適正に測るためのSEA/J認定試験を行うことにより、正当な技術者人材の評価基準を提供します。
−SEA/J(シージェイ)認定教育・試験とは−
SEA/Jが提供する認定コースは、SEA/Jを構成する正会員各社が各社のコアコンピタンスを結集しIPAスキルマップを参考に作成したものです。セキュリティの基礎知識を網羅的に学習できる「基礎コース(2日間)」と、その上位コースにあたり応用レベルのスキルを身に付けることができる応用コースがあります。また、応用コースにはファイアウォールやIDSの実際を実機演習する「テクニカル編(3日間)」、リスクアセスメントやポリシー策定などを演習により学ぶ「マネジメント編(2日間)」があります。それぞれのコースごとに認定試験があり、習得したスキルの測定にご活用いただけます。
−CompTIAとは−
1980年初頭、EDIが様々な規格で利用され情報が飛び交う中、ISOやIEEEに対し標準化を提言するため、各社が集まる場として1982年にシカゴで設立。その後、欧米を中心とし9拠点を持つ非営利グローバルIT業界組織として、技術標準化の提言や各業務の業務保証となる実務能力基準の認定活動等を行っています。会員は、IT企業や各種団体、教育機関など89ヶ国16,000機関以上が参加しています(2003年12月現在)。尚、日本では、支局が平成13年4月に設立されています。
−CompTIA認定資格とは−
1993年のPCの爆発的な普及に伴い、クライアント環境の運用管理業務を理解する人材が急激に不足するといった事態に対処するため、技術標準化を進めるノウハウを生かし、各社が集まり、「業務」に対する標準化を進め、個々人の「業務保証」のガイドラインを作成してできたのが「CompTIA
A+」です。2003年12月現在、Network+など11分野に及ぶ業務に関する認定を行っています。現在は、OJTの削減やトレーニングコストの削減、各レベル(新入社員、主任、管理職など)やパートナーなど実務評価基準を背景とし、HP社を始めとする業界各社が試験作成委員会に参加し、現在の業務環境における理解と問題解決や状況判断などの業務遂行能力のガイドライン(試験範囲)の作成から、調査分析、作問を担当。
年間約60万試験実施されており、IT資格としてはMicrosoftについで世界2位の規模。
【お問い合わせ先】
セキュリティ・エデュケーション・アライアンス・ジャパン(SEA/J) http://www.sea-j.net/
SEA/J(シージェイ)事務局
〒166-0011 東京都杉並区梅里1-7-7 新高円寺ツインビル2F
TEL:03-5306-7507 FAX:03-3313-5205
E-Mail:publicr@sea-j.net
担当:持田(モチダ)、千原(チハラ)
CompTIA日本支局 http://www.comptia.jp
〒101-0061 東京都千代田区三崎町3-4-9 水道橋MSビル7F
TEL:03-5226-5345 FAX:03-5226-0970
E-Mail:info_jp@comptia.org
担当:広報
※試験名、名称、会社名は各社の商標または登録商標です。
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